毒親ばあばが育った環境
毒親に育てられたばあば
身体的・精神的虐待をうける
高度成長期の子育てのなか、産めよ育てよと育てられた両親はきっと親の意見は絶対服従だったのだと思います。
そして、時代が変わってもそれを手本に子育てしようとしたものの、仕事で重責があったり、嫁姑問題があったせいで、子育てがうまくいかない。
子供は言うことを聞かないが、親の言うことを聞かせたいというジレンマから、あろうことか両親は叩く!という行動に走りました。
私が育つ時代、どこの家庭でも、多かれ少なかれ叩くという事象は、起こっていたと思います。
我が家の地域周辺だけかもしれませんが…
とにかく、両親の怒りが低い沸点に達すると、よく叩かれました。
少し大きくなると、親の顔色を見て行動するようにもなりました。
兄はのんびり
反面、第一子だった兄は我関せず!とばかりに自分の好きなことを猪突猛進していました。
第一子は、家の跡継ぎになるということで、重責はあったかもしれないけれど、とても丁重に育てられていました。
たとえ私が叱られて叩かれていても我関せず、知らんぷりしているように私からは見えました。兄妹でけんかをすると、必ず私が叱られる。兄が大事にされていることが、少しうらやましくも思えました。
そんな家庭で育った私は、アダルトチルドレンになるべくしてなったという感じです。
最近では、毒親といわれることも多いようですが、まさにそんな親に育てられていまったのです。
毒親の特徴
1.ジャイアン母
子どもをののしったり、どなったりして感情的に攻撃することが多く、恐怖で子どもを支配するタイプ。ときには手が出ることも。
2.かわいそうな母
子どもが思い通りにならないと、つらそうにしたり、泣いたりして見せて、無意識に母親の思う通りにコントロールしていくタイプ。
3.パフォーマンス母
自分の思い通りにならないと、いきなり押しかけてきて玄関先で倒れて見せたり、「自殺してやる!」と騒いだりと、パフォーマンスが派手なタイプ。
4.至れり尽くせり母
かいがいしく子どもの世話を焼き、尽くしながら、子どもが自分の思い通りの方向に進むように巧みに誘導していくタイプ。
5.逃避母
仕事や夫、アルコールなどに依存して、母親業を放り出しがちなタイプ。衣食住の面倒は見ていても、心理的には放置するケースも多い。
6.自己愛母
自分が良い妻、良い母であることが何より大事で、自分にしか関心がなく、子どもの気持ちには無頓着なタイプ。
実際にきっちり6つに分けられる場合ばかりではなく、部分的にしか当てはまらない場合や、複数のタイプの特徴をあわせ持つ場合もあるとのこと。
※『お母さん、私を自由にして!』高橋リエ著 参照
大人になり、母はまさしく毒親だったと知ることになるのですが、機能不全家族の中、両親が不器用なりにも私たち兄妹を愛し育ててくれたのだと理解することができ、今では感謝しています。
あろうことか
しかしながら、あろうことかご多分に漏れず、私までもどっぷり毒親になっていたのです。
何かが違うと感じながら、何が?どこが?わからず、子育て方法の糸口を見つけられないまま、子育てもほぼ終焉手前にそのことに気づいたのでした。
この毒親の特徴を、母だけでなく私もまさにこれだと思い知ることになったのです。
やり直せるものなら、一から子育てをやり直したいと思う今日この頃です。